ARTICLE LP
記事LP記事LPとは?通常LPとの違いと導入すべきかの判断基準
株式会社Sunday Park / 実務ガイド
記事LPは、読み物を通じて商品を検討する理由を伝えるページです。通常の購入LPへ送客する使い方が代表的ですが、間にページを増やすだけで成果が良くなるわけではありません。この記事では、導入に向く状況と、追加しない方がよい状況を数字と制作体制から整理します。
CONTENTS / この記事で分かること
記事の全体像を図で確認する
記事LPとは。通常LPとの違いは「担当する疑問」
記事LPとは、読み物形式で課題・選び方・使い方を説明し、商品やサービスの検討を促すランディングページです。広告と購入ページの間に置く場合は「クッションページ」と呼ばれることもあります。インタビュー、比較、解説、体験紹介などの形式をとりますが、第三者の中立的な記事と誤認させてよいという意味ではありません。
LPは本来、訪問者が最初に着地するページを広く指します。本記事では、説明を担う記事形式のページを「記事LP」、仕様・価格・申込条件を確かめて申し込むページを「購入LP」と呼びます。通常のLPにも説明や事例が入るため、見た目だけで分類せず、読者のどの疑問を担当するかで考えます。
| 比較点 | 通常の記事・SEO記事 | 記事LP | 購入LP |
|---|---|---|---|
| 主な読者の用事 | 調べて疑問を解く | 商品を検討する理由や選び方を理解する | 商品・条件を確認して申し込む |
| 内容の軸 | 検索した問いへの回答、比較や解説 | 入口の関心から、課題・理解・使用場面へ | 仕様、価格、提供条件、根拠、申込導線 |
| 行動の例 | 情報を得る、関連記事へ進む | 商品ページへ進む、詳しい条件を確認する | 購入、資料請求、相談を完了する |
| 評価の例 | 回答の充足、必要に応じた相談等への貢献 | 記事を経由した全体の獲得費用・購入品質 | 獲得費用・有効な申込・購入品質 |
これは用途の整理です。SEO記事も問い合わせへつながり、記事LPが検索から読まれることもあります。記事LP内で申し込みまで受け付ける形もあります。ページを二つに分けること自体が目的ではありません。
広告・記事・購入ページを一本の説明にする
FROM INTEREST TO DECISION
架空の収納用品の例
前のページの疑問に、
次のページが答える。
- 01AD / 広告
関心を持つ理由
「自分の悩みに
関係がありそう」次に知りたいことどこを見直せばいい?
- 02ARTICLE / 記事LP
疑問と選び方
「選ぶ基準が
分かってきた」記事で説明する導入玄関で困る場面理由幅・高さ・動線根拠測る場所と寸法次に知りたいことこの商品は置ける?
- 03PURCHASE / 購入LP
仕様・価格・条件
「条件を確かめて
判断できる」購入前に確認する商品正確な寸法条件価格・提供条件選んで申し込む読者の判断自分に合うか確かめる
例えば、架空の収納用品を「狭い玄関でも靴を取り出しやすく」と紹介する広告なら、記事は玄関の収納で困る場面から始めます。商品を紹介する前に、幅・高さ・動線のどこを測ればよいかを説明し、購入LPで正確な寸法と価格を確かめられるようにします。
広告が省スペースを約束しているのに記事が素材の高級感だけを語り、購入LPが別サイズの商品を示すと、読む人は確認をやり直すことになります。各ページのコピーを同じにするより、前のページで生まれた疑問に次のページが答えているかを確認してください。
WORK & INSIGHT
「記事LP」を、実際の画面で理解する。
説明形式の記事が、どのように商品理解へつながるか。CONCとC COFFEEの全文を画面内で読めます。購入ページへ送る前に、何を伝えているかをご覧ください。
株式会社ユーグレナ様
CONC リンクルインジェクション
広告運用と、記事LP・モデル撮影・動画制作を支援。制作物をまとめて確認できる支援事例です。
- 担当範囲
- 広告運用・記事LP制作・広告動画用のモデル撮影・動画クリエイティブ制作
記事を別画面で読む ↗
株式会社MEJ様
C COFFEE EQUOL & ISOFLAVONES
「エクオールラテ」という訴求コンセプトを設計。広告運用、記事LP、撮影、動画制作まで支援しました。
- 担当範囲
- 訴求コンセプト設計・広告運用・記事LP制作・広告動画用のモデル撮影・動画クリエイティブ制作
記事を別画面で読む ↗
- 冒頭の言葉が、流入する広告の約束を受け継いでいるか。
- 商品を選ぶ理由と、その根拠がどの順番で示されるか。
- 読者が理解した段階で、次のページへ進めるか。
掲載している商品説明・価格・キャンペーンは制作時点の内容です。掲載制作物だけから、配信成果や個別案件の費用を判断することはできません。
実物で確認する|CONCの記事LPを最初から最後まで
下では、Sunday Parkが制作したCONCの記事LPを、冒頭から末尾まで確認できます。対象とする悩みや使用場面の提示から、商品・特徴の紹介、使い方、条件の案内、アンケートへと読み進められます。読者が関心を持つ場面から、具体的な商品へ話を進める形を確認できます。
掲載内容はSunday ParkのCONC公開制作事例に掲載された記事LPの全文を閲覧用に静的化したものです。商品説明・価格等は制作時点のクリエイティブで、現在の商品情報や効能の推奨ではありません。画面の役割は観察に基づく編集上の考察で、成果を測定した結論ではありません。画像内の注記も含めて掲載しています。
自社で考えるときは、冒頭に置くべきものが「困っている場面」なのか、「比較の条件」なのかを先に決めます。商品名や価格を既に知って買いに来た人へ、毎回長い説明を挟む必要はありません。詳しい画面の読み解き方は記事LPの事例を設計意図で読むで扱います。
CONC ARTICLE LP / FULL VIEW
公開制作事例の記事LPを、冒頭からアンケート・案内・末尾まで読めます。枠内をスクロールすると、全文を確認できます。
実物から自社の制作へ応用したい場合は、記事LPの制作事例の読み方で画面の役割を制作指示へ変える手順を確認します。
導入に向くのは、説明を挟む意味があるとき
記事LPを試す理由になるのは、商品の前提知識や選び方を説明すると判断しやすくなる場合です。新しい利用方法、比較時に見落とされる仕様、使用する生活場面など、通常LPだけでは伝わりにくい内容があるかを調べます。
- 問い合わせやレビューに、同じ誤解・疑問が繰り返し出ている
- 広告に興味は示されるが、商品を選ぶ理由が伝わっていない
- 実物の写真、説明資料、適法に使える取材・比較情報がある
- 制作後も広告とページの結果を一緒に確認し、修正できる
反対に、指名検索からすぐ購入したい人、価格と在庫が主な判断材料の人には、説明ページが遠回りになることがあります。購入フォームが使いにくい、ページが開かない、商品条件が不明瞭といった問題があるなら、その修正が先です。商材の業種だけで向き不向きを断定せず、流入経路と読者の理解度で考えます。
メリットと負担は一組で考えます。説明を分けることで、広告ごとの関心に合わせて情報を並べやすくなり、購入LPの条件説明も整理できます。一方で、遷移時の離脱、二つのページの更新、追加制作費が生じます。「説明不足が原因なのか」「直接LPを直せば足りるのか」を比較してから試しましょう。
記事を挟む価値を、全体CVRで計算する
記事LP経由では、購入LPに来た人だけのCVRが高くても、途中で多くの人が離れていれば獲得件数は増えません。同じ期間・対象・計測条件で、広告クリックから購入までを通して比較します。
記事経由のクリック→購入率
への遷移率購入LP到達後
の購入率
下の計算例は、広告クリックした全員がページへ到達し、購入は表の購入LPからだけ発生するという単純化です。実運用では、記事の読み込み前の離脱も含めて集計します。
| 条件 | 直接LPへ | 記事LPを経由 |
|---|---|---|
| 広告クリック | 1,000回 | 1,000回 |
| 購入LP到達 | 1,000回 | 400回(遷移率40%) |
| 到達後の購入率 | 2% | 6% |
| 購入件数 | 20件 | 24件 |
| 広告費10万円の場合の媒体CPA | 5,000円 | 約4,167円 |
この例で記事経由が直接LPと同じ購入率2%に届くには、遷移率40%なら到達後の購入率が5%必要です。遷移率が25%なら8%必要になります。入口を増やす効果と、遷移時の離脱を同時に見ることができます。
さらに記事制作・撮影・修正に追加費用がかかります。追加制作費が10万円、購入1件あたりの広告費控除前の限界利益が5,000円という仮定なら、他の条件が同じ場合、回収には追加20件が必要です。継続購入や返品まで見る事業では、初回購入だけで判断を終えないようにします。
02 / ILLUSTRATIVE DATA考え方を図で整理
同じ1,000クリックでも、経路全体で比較する
記事の型は、読み手の疑問から決める
「読み物らしいから」という理由で体験談を選ばず、どんな情報があれば判断できるかで形式を決めます。選定基準に迷っている人には比較・解説型、使用場面が想像できない人には実演型、導入手順が不安な人には手順型が合います。
体験談やインタビューを使う場合は、実際の発言・経験と掲載許諾を確認します。モデルによる再現場面を、実在する購入者の成功体験として見せることは避けます。比較も、比較対象・測定条件・確認時点をそろえないと読み手の判断を誤らせます。
文章の長さは説明すべき疑問に合わせます。すべての読者を最後まで読ませる必要はありません。途中で十分に理解した人が商品条件を確認できるよう、内容に合う場所へ遷移リンクを置きます。
検証では購入の定義と分母を固定する
最低限、広告クリック、記事到達、購入LPへの遷移、購入・有効問い合わせを記録します。記事のスクロールや滞在は原因を調べる補助情報です。読了が増えても、購入が減っていれば改善とは言い切れません。
GA4では重要な行動をキーイベントとして扱えますが、広告管理画面と計測の定義は同じとは限りません。Googleのキーイベントの説明を参照し、広告側のコンバージョン、GA4、受注データの違いを確認します。別ドメインのカート、同意の状態、重複送信、注文取消も確認対象です。
- 購入イベントが実注文と合っているかを先に点検する
- 比較する対象と期間、予算、判定指標を事前に決める
- 流入の違いが大きくならない形で直接LPと記事経由を比較する
- 少数件の上下を確定的な勝敗とせず、件数と不確実さを記録する
- 広告・記事・購入LPを同時に大きく変えず、変更履歴を残す
広告であることと、根拠の所在を明確にする
記事形式でも広告であることは変わりません。第三者の中立的な記事や自主的な感想と誤認されない表示を設計します。消費者庁は、一般消費者が広告と判別しにくい表示を規制対象と説明しています。PR表示を付ければ、内容の誇張や不正確な比較が許されるわけでもありません。
美容・健康などの商品は、広告主の薬事・法務担当等と、表現の根拠、対象商品の区分、媒体審査を確認してください。制作会社だけで最終的な適法性を保証するのではなく、誰が何を確認するかを制作前に決めます。
5項目の導入判断シートを埋めて、試すか決める
導入判断は点数の合計で決めず、説明が必要な理由と、試せる条件がそろうかを見ます。五つの回答を書き、最後に「記事LPを試す」「直接LPの改善を先にする」「判断材料を集める」から現時点の方針を選びます。
| 項目 | 記入例 | この回答から考えること |
|---|---|---|
| 1 読者と疑問 | 省スペース収納を探す初回訪問者。玄関で使える寸法か分からない | 寸法の確認手順を説明する余地がある |
| 2 現在の購入LP | 寸法・価格・在庫は掲載済み。スマホ購入テストも完了 | 基本的な購入障害を先に直す必要はないという仮定 |
| 3 広告の約束 | 狭い玄関で、靴の出し入れを考える選び方 | 記事は収納材質の話から始めず、幅・扉・動線へ答える |
| 4 根拠と制作体制 | 寸法図、撮影可能な実物、掲載許諾、更新担当がある | 説明と素材を用意できる |
| 5 成立条件と評価 | 直接2%、記事への到達100%・遷移40%なら到達後5%で同率。追加制作費も回収対象 | まず比較条件を決め、小さく検証する。5%は目標の計算値で予測ではない |
この架空例の方針:記事LPを試す候補です。ただし、説明なしでも寸法を判断できる指名検索の読者まで同じ経路へ送るとは限りません。
この欄は記入・コピー用です。内容は保存・送信されないため、離れる前に手元の文書へコピーしてください。
作り方の詳細は記事LPの作り方へ。導入条件から相談したい方は記事LP制作サービスをご覧ください。
導入に必要な予算を確かめるなら、記事LPの制作費と見積もり条件で制作・配信・改善の費用を分けて検討します。
参考情報・出典
- Google アナリティクス:キーイベント重要行動をキーイベントで測る定義/確認:2026-10-04
- 消費者庁:ステルスマーケティング規制広告であることを判別できる表示/確認:2026-10-04
- Sunday Park:CONC支援事例公開済みの制作物と担当範囲/確認:2026-10-04