AD OPERATIONS
Yahoo広告LINEヤフーのディスプレイ広告を改善するには?配信面・素材・計測の確認順
株式会社Sunday Park / 実務ガイド
LINEヤフーのディスプレイ広告が伸びないときは、現在の配信環境と計測を確認してから、素材や対象を見直しましょう。旧YDAや旧LINE広告の手順を流用せず、配信面と遷移後の行動を分けて改善します。


CONTENTS / この記事で分かること
記事の全体像を図で確認する
改善の前に、旧環境と現在の配信を分けて確認する
LINEヤフーのディスプレイ広告を改善するときは、まず現在どのアカウントと設定で配信しているかを確認します。旧YDAや旧LINE広告の資料が残っている場合、名称だけでなく、配信面、素材の仕様、計測の管理、運用の前提が変わっていないかを見ます。以前の手順をそのまま当てはめるより、現行環境の棚卸しから始める方が原因を切り分けやすくなります。
特に旧LINE広告では、2026年10月4日の確認時点で、同月26日に新規作成・編集と日本向けの広告配信を停止する予定が案内されています。停止対象は旧LINE広告で、統合後のディスプレイ広告全体の終了ではありません。利用中なら、広告の改善と並行して移行状況を確認してください。予定は変更される可能性があるため、実施日と対象は最新の公式案内で再確認します。
改善の課題は、配信が少ない、クリックされない、LPで離脱する、購入されない、成果の質が低い、に分けます。最初から画像だけを作り直すのではなく、どの段階で事業の目標から外れているかを特定します。設定変更と素材変更は、その原因の仮説に合わせて選びましょう。
比較する期間と成果の定義をそろえる
配信前後の数字を比べるときは、期間、予算、商品、地域、素材、LP、成果イベントをそろえます。移行と同時に複数の条件を変えた場合は、結果の差を媒体の統合だけで説明できません。何が変わったかを一覧にして、比較可能な部分と判断できない部分を分けます。
主指標は、有効な購入や相談など事業上の成果に近いものを選びます。表示、クリック、LP到達、入力開始は、どこで止まったかを調べる補助指標として扱います。媒体上のCVと受注側の件数を同じものとして扱わず、帰属条件、計測期間、取消、確認待ちを照合してください。
比較する二つの期間で、営業の対応速度や在庫、価格、納期が変わっていないかも確認します。広告が同じでも、商品条件が変われば購入率は変わります。外部要因をすべて除けるわけではありませんが、記録を残すことで、誤った改善案を選ぶリスクを減らせます。
WORK & INSIGHT
配信を支える、実際の制作物。
Sunday Parkが広告運用、記事LP、広告動画用のモデル撮影、動画制作を支援した2案件です。運用会社を比較するときは、配信設定の担当だけでなく、次に必要な素材を誰が用意するかまで確認できます。
株式会社ユーグレナ様
CONC リンクルインジェクション
広告運用と、記事LP・モデル撮影・動画制作を支援。制作物をまとめて確認できる支援事例です。
- 担当範囲
- 広告運用・記事LP制作・広告動画用のモデル撮影・動画クリエイティブ制作

株式会社MEJ様
C COFFEE EQUOL & ISOFLAVONES
「エクオールラテ」という訴求コンセプトを設計。広告運用、記事LP、撮影、動画制作まで支援しました。
- 担当範囲
- 訴求コンセプト設計・広告運用・記事LP制作・広告動画用のモデル撮影・動画クリエイティブ制作

- 広告運用・記事LP・撮影・動画制作の担当範囲を分ける。
- 配信後の課題を、原稿・素材・編集のどこへ戻すかを決める。
- 成果数値を比較する際は、期間・費用・計測条件を別途確認する。
掲載している商品説明・価格・キャンペーンは制作時点の内容です。掲載制作物だけから、配信成果や個別案件の費用を判断することはできません。
配信先URLレポートを取り、面と広告を分けて読む
まずディスプレイ広告アカウントを開き、右上の棒グラフ型アイコンからパフォーマンスレポートへ進みます。[レポート・テンプレート作成]でプリセットの[配信先URLレポート]を選び、対象キャンペーンまたは広告グループと集計期間を設定します。今日の数値は未確定なので、確定値の比較には今日を含めない期間を使います。
- 表示項目に配信先URL、必要な識別項目、インプレッション、クリック、コスト、コンバージョンなどを選ぶ。選択不可の組み合わせはグレー表示になるので、無理に一表へ詰め込まない。
- [レポートのプレビューを表示する]で期間と粒度を点検し、[ダウンロード]でCSVを保存する。同条件で続けるなら[保存]からテンプレートを残す。
- 別に[基本レポート]を広告単位で取得し、広告ID・素材版と費用、クリック、CVを読む。必要ならデバイスレポートも同期間で出す。
- 媒体のCVを受注側の有効購入・取消と照合する。配信面と受注の対応が取れない場合は、有効購入を推定配分せず、面別は媒体CV、事業評価は広告またはキャンペーン全体と分ける。
操作名は公式のレポート作成手順に対応しています。配信先URLレポートはアカウント・キャンペーン・広告グループ単位です。広告単位の基本レポートと、常に同じ行へ結合できるとは限りません。
2026年8月の公式運用記事では、LINE面を確認する目印としてad.line.meで始まるURLを案内していますが、このURL説明自体の基準日は2025年2月です。現在のレポートにある配信先名とURLを記録し、表示仕様が異なるときは現行ヘルプと照合します。アプリ名からトークリスト、NEWS、友だちタブなどを勝手に推定しないでください。
| レポートの状態 | 先に確認する場所 | その後の判断 |
|---|---|---|
| LINE面の配信が見当たらない | 広告グループのプレイスメント除外/対応画像の有無 | 配信可能な形式がないのか、設定で除外したのかを切り分ける |
| 一部の面でクリック単価が高い | 同期間のCV件数・反映待ち・素材・対象 | 少数の成果だけで面全体を除外しない |
| クリックはあるが有効購入が少ない | 広告IDとLP版、フォーム・価格・取消 | 面の問題と決めず、広告が伝えた条件とLPを読む |
01 / PLACEMENT CHECK考え方を図で整理
面を知り、素材の役割を考える
掲載場所
アプリ名より細かく確認
友だちタブとトークリスト等表示形式
画像・動画の対応条件
主役・注記・文字の読みやすさ結果の比較
費用と有効成果を照合
少数結果だけで限定しない素材は、表示形式と説明の役割に分けて点検する
旧YDA・旧LINEのサイズ表をそのまま使わず、今回登録する形式を明記します。2026年8月4日の公式ガイドは、レスポンシブ画像1:1と1.91:1を基本に、LINE面への機会を広げる3:2を推奨しています。
| 比率 | 推奨制作サイズ | 役割と確認 |
|---|---|---|
| 1:1 | 600×600 | レスポンシブ。正方形で商品と要点を読めるか |
| 1.91:1 | 1200×628 | レスポンシブ。横に広がる分、主役と説明が離れすぎないか |
| 3:2 | 600×400 | レスポンシブ。LINEトークリストを意識し要点を絞る |
| 6:5 | 600×500 | バナー広告追加から登録する固定枠。レスポンシブと混ぜない |
この表は公式の制作推奨値です。容量・文字数・最小ピクセル値などの全入稿規定を置き換える表ではありません。登録画面の要件と審査を別に確認します。


CONCはSunday Parkの公開制作例の冒頭3秒・無音です。LINEヤフーへの配信や成果を示すものではなく、この縦型プレビューは完成入稿画像でもありません。人物と商品を残すとラベルが読めない場合は、商品単体の別カットを用意します。注記を切る、製品比率を変える加工で解決しないことが重要です。
移行後のタグと成果イベントを確認する
計測の確認では、タグをどこで発行・管理しているか、どのアカウントと成果に紐づくかを整理します。LINEヤフーはビジネスマネージャー接続後の計測タグ管理に関する選択肢を案内しています。接続したからすべての計測が自動で移ったと考えず、現在選択した管理方法と実装を照合してください。
購入、問い合わせ、予約などの完了を実際に試し、サイト側の処理、イベントの発火、媒体側の受信を確認します。旧実装と新実装の重複、別ドメインの遷移、金額と通貨、テストデータを点検します。成果件数が急増した場合も、まず正しく数えているかを確認することが重要です。
顧客データやアカウントを接続する際は、利用目的、共有範囲、権限、通知・同意などを確認します。技術的な移管や連携ができることと、社内で認めた利用範囲が一致するかを別に確認してください。計測を増やすために不要な情報まで連携する必要はありません。
旧環境との違いが分からない場合は、LINEヤフー広告の現行環境と移行確認から、いま配信しているアカウントと設定を整理します。
対象と配信の自動化は、守る条件から設計する
対象設定では、提供地域や商品の利用条件などの必須条件と、「この関心の人が買いそう」という仮説を分けます。想像した人物像を細かい条件として重ねると、配信量が不足する場合があります。自動化を使う場合も、どこが制約でどこが候補情報なのかを現行機能の説明で確認します。
既存顧客、サイト訪問者、新規候補をどう扱うかは目的に合わせます。新規獲得を目指すなら、既存顧客の再購入が成果を押し上げていないかを受注側で確認します。安いCPAだけで予算を寄せず、事業の狙いに合う顧客が増えているかを見ましょう。
対象を変えるテストでは、素材とLP、予算、成果定義をできるだけ固定します。対象も画像も売価も一度に変更すると、何が差を生んだか分からなくなります。利用できる実験機能の条件を確認し、通常の並行配信で比較する場合は、配信対象の重なりや環境差があることを記録します。
一件の改善ログ:数字から素材変更と次の判断へ
以下は、架空の収納用品の検証を記入した例です。実配信の結果ではありません。どちらも媒体費15万円とし、Aは用途を見せる画像、Bは用途に加えて対応サイズを示す画像です。商品・価格・LP・成果定義を固定する計画でも、通常の並行配信では対象と配分が同一とは限りません。
| 指標 | A:用途の説明 | B:用途+対応サイズ |
|---|---|---|
| 媒体費 | 150,000円 | 150,000円 |
| クリック | 3,000件 | 2,000件 |
| 有効購入(受注側で照合) | 30件 | 40件 |
| CPC | 50円 | 75円 |
| 有効購入の媒体CPA | 5,000円 | 3,750円 |
| 段階 | 記録 |
|---|---|
| 配信面の確認 | 同期間の配信先URLレポートにLINEサービスとYahoo! JAPANサービスがあることを確認した、という想定。面別有効購入は紐付けられず空欄のまま |
| 観測 | Bはクリックが少なくCPCが高いが、全体の有効購入CPAは低い |
| 仮説 | 対応サイズを先に示すことで、条件の合わないクリックを減らした可能性 |
| 変更 | Aの使用場面を残し、対応サイズの確認を促す新画像とタイトルを作る。素材IDをLY-ST03へ変更 |
| 固定 | LP、販売価格、入札、地域、成果イベント。面の除外と予算変更は同時にしない |
| 設定・確認 | 対象広告の編集で画像・タイトルを入れ替え、プレビュー後に保存。再審査完了と表示・遷移を確認して変更時刻を記録 |
| 評価 | 少なくとも1週間の傾向とCV反映を確認し、有効購入CPAと対象外・取消を再照合。上の数字だけで因果を断定しない |
| 次の判断 | Bの条件提示を継続候補にし、LY-ST03を次の検証へ。特定面の除外は根拠が足りず保留 |
広告を変更する具体経路は、キャンペーン→広告グループ→広告一覧で対象広告の[編集]→変更→[保存]です。公式ヘルプでは編集後に再審査されることが案内されています。審査中と反映後を同じ期間へ混ぜず、以前の素材と設定を証跡として残します。
レポートから意図しない配信面が分かった場合は、先にプレイスメントリストを用意し、サイドメニュー[プレイスメント]→[編集]→対象広告グループ→[決定して進む]で設定します。対象リストを[配信]または[除外]へ指定して[設定]。同じURLに両方の指定がある場合は除外が優先されます。操作の根拠は公式のプレイスメント設定です。単にCPAの安い面を残すために、最初から細かく絞る手順として使わないでください。
Google広告との予算分担は、同じ有効成果で比べる
Google広告とLINEヤフー広告を併用する場合、媒体ごとのCVをそのまま合計すると、同じ購入が複数媒体へ帰属している場合があります。受注システムなどの重複しない成果を基準に、媒体別の帰属は別の見方として残します。新規顧客、売上、利益、取消の定義もそろえましょう。
予算配分は、現在の平均CPAだけでなく、追加予算を使ったときの成果、素材の適性、獲得できる量を見て判断します。今安い媒体へ全額を移しても、同じ単価で同じだけ増やせるとは限りません。検証する金額と期間を決め、他の条件の変更を記録しながら調整します。
制作コストも含めます。Google向けの動画をそのままLINE面へ使えるか、画像の比率や見せ方を作り直すかで、継続費用は変わります。媒体を追加するだけで成果が増えると考えず、素材の供給と計測の確認を続けられる範囲で予算を分けることが大切です。
Google広告との配分を考える場合は、Google広告の予算設計も確認し、同じ有効成果と総費用で比較します。
週次の確認は、配信・素材・LP・計測の順に整理する
公式のLINE面運用記事は、開始後1〜2日で止めず、少なくとも7日間の学習を見て判断する方針を案内しています。ただし、7日経てば成果が確定するという基準ではありません。商材の検討期間や反映待ちも考慮し、誤表記・リンク切れ・計測不具合はすぐ対応します。
週次の確認では、まず配信できているか、次に広告への反応、LP到達と行動、最後に有効成果と採算を見ます。問題がある段階に合わせて次の変更を決め、担当と確認日を残します。画像を増やす、対象を狭める、予算を下げるといった操作を、原因の確認なしに繰り返さないようにします。
変更ログには、対象アカウント、配信面、素材ID、LP、成果定義、予算、変更理由を記録します。移行中は旧環境と新環境のどちらの結果かも明示します。素材の権利期限、価格や在庫の変更、サイト更新など、広告外の条件も合わせて管理すると、結果の変化を説明しやすくなります。
改善を相談する場合は、現在の配信環境、広告素材、LP、計測と受注の定義をまとめてください。広告運用とクリエイティブの改善を相談する。旧名称の操作手順に合わせるのではなく、現在の配信から事業の成果までを確認して、次の一手を選びましょう。
公開中の広告に誤表記やリンク切れがある場合は、定例の分析を待たずに対応します。通常の成果判断と緊急停止を分けておくことで、計測の反映を待つべき場面と、すぐ止めるべき場面を混同せずに運用できます。
次の素材を作る際は、前の配信で分かったことを一文で渡します。「価格が原因」と推測するだけでなく、どの段階で離脱し、どの条件を確認したかを添えると、同じ問題を違う画像で繰り返すことを防げます。
参考情報・出典
- LINEヤフー:ディスプレイ広告(運用型)現行のディスプレイ広告と配信先の整理/確認:2026-10-04
- LINEヤフー:プラットフォーム統合ガイド旧LINE広告の移行、統合後の設計と関連資料/確認:2026-10-04
- LINEヤフー:LINE広告の機能停止・配信終了予定2026年10月26日の旧LINE広告停止予定、予定変更・閲覧期間・請求の注意/確認:2026-10-04
- LINEヤフー:LINEアプリの掲載面拡大友だちタブとトークリストの掲載面区別、対応形式の条件/確認:2026-10-04
- LINEヤフー:画像の最小サイズ変更旧サイズを使い回さず現行の入稿条件を確認する必要性/確認:2026-10-04
- LINEヤフー:計測タグ移管の選択接続後のタグ発行・管理場所の選択、現行の計測管理を確認/確認:2026-10-04
- 配信先URLレポート作成レポート操作・粒度・CSV・当日未確定/確認:2026-10-04
- LINE面運用ガイド推奨サイズ、面の表示、7日と除外しすぎない方針/確認:2026-10-04
- 広告編集編集から保存、再審査/確認:2026-10-04
- プレイスメント設定設定経路と除外優先/確認:2026-10-04
- CONC公開制作例商品保持の実撮影素材、3秒無音/確認:2026-10-04