IN-HOUSE SUPPORT

インハウス化

広告運用はインハウスか代理店か?完全内製・外注・ハイブリッドの選び方

株式会社Sunday Park / 実務ガイド

広告運用をインハウス化するか、代理店に任せるかは、広告費の大きさだけでは決まりません。社内で何を判断でき、必要な素材を誰が用意し、問題が起きたときに誰が動けるかで選び方が変わります。完全内製、外注、ハイブリッドの三つを、同じ仕事を続けるための体制として比較します。

CONC リンクルインジェクションの商品画像
株式会社ユーグレナ様CONC リンクルインジェクション
C COFFEE EQUOL & ISOFLAVONESの商品画像
株式会社MEJ様C COFFEE
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CONTENTS / この記事で分かること
記事の全体像を図で確認する
広告運用 インハウス 代理店仕事ごとの強みと不足から、社内外の分担を決める。全体の判断社内の商品知識外部の専門性制作の供給計測と保守全体の判断
仕事ごとの強みと不足から、社内外の分担を決める。説明用の概念図

内製・外注・ハイブリッドを、業務の分担で定義する

完全内製は、運用に必要な企画、配信、分析、制作管理などを主に社内で担う体制です。外注は、その一部またはまとまりを代理店などへ任せます。ハイブリッドは、社内と外部の担当領域を意図的に分けて組み合わせる形です。会社によって使う言葉が違うため、名称より実際の分担を確認します。

たとえば配信操作は社内でも、動画制作と計測を外部へ委託していれば、実態は複数組織で運用しています。逆に代理店へ運用を委託していても、目標設定や商品表現の承認、顧客理解は広告主側の重要な仕事です。発注したから広告主の責任や協力がなくなるわけではありません。

比較表を作る前に、必要な仕事を戦略、制作、配信、計測、評価へ分けます。そして各仕事を「自分で実施できる」「レビューがあればできる」「外部の専門性が必要」に分類します。この現状把握を省いて体制の名前を選ぶと、選んだ後に足りない人や仕事が見つかります。

三つの体制のメリットと、残る課題を比べる

組織の一般的な特徴。個々の会社の品質や成果を示すものではありません
比較軸完全内製外注中心ハイブリッド
事業知識日常的に得やすい共有する仕組みが必要社内の知識を制作・運用へ渡す
実行の工数社内で確保委託範囲を外へ移せる分担と調整の両方が必要
専門性採用・育成・更新が必要担当チームの範囲に依存不足工程を補いやすい
制作の供給社内の稼働と設備に依存契約と供給力を確認内外の優先順位を揃える
継続性属人化への対策が必要契約・担当変更への備え境界の責任者が重要

内製は速い、外注は専門的、という評価も条件付きです。社内承認が長ければ内製でも進みませんし、委託先の担当範囲が狭ければ必要な専門性が得られない場合があります。体制の特徴を理想像として受け取らず、自社と候補会社の実際の動き方へ当てはめます。

広告の成果には商材や市場など多くの要因が関わります。この比較表から、いずれかの体制が必ず高い成果を出すとは言えません。自社の不足がどこにあり、その不足をどの体制で埋められるかを判断するために使ってください。

制作物から、社内に必要な役割を考える。

広告運用・記事LP・撮影・動画制作の支援事例を、内製化する工程を考える参考として掲載します。以下の2案件は制作・運用の実績であり、顧客のインハウス化を支援した実績ではありません。

株式会社ユーグレナ様

CONC リンクルインジェクション

広告運用と、記事LP・モデル撮影・動画制作を支援。制作物をまとめて確認できる支援事例です。

担当範囲
広告運用・記事LP制作・広告動画用のモデル撮影・動画クリエイティブ制作
制作物・担当範囲を詳しく見る ↗
CONC リンクルインジェクション 広告動画の静止画
制作した縦型広告動画/3秒・音声なし

株式会社MEJ様

C COFFEE EQUOL & ISOFLAVONES

「エクオールラテ」という訴求コンセプトを設計。広告運用、記事LP、撮影、動画制作まで支援しました。

担当範囲
訴求コンセプト設計・広告運用・記事LP制作・広告動画用のモデル撮影・動画クリエイティブ制作
制作物・担当範囲を詳しく見る ↗
C COFFEE EQUOL & ISOFLAVONES 広告動画の静止画
制作した縦型広告動画/3秒・音声なし
  1. 企画・素材準備・編集・確認・配信に分けて担当を置く。
  2. 自社で判断する工程と、外部に任せる工程を線引きする。
  3. 成果物と判断理由を残し、次の担当者が再現できるか確かめる。

掲載している商品説明・価格・キャンペーンは制作時点の内容です。掲載制作物だけから、配信成果や個別案件の費用を判断することはできません。

社内に残すべき判断を決める

外注する場合も、商品やサービスの提供条件、利益構造、顧客対応の制約、最終的な予算は社内で判断する必要があります。代理店が管理画面を見ても、実際にどの問い合わせが受注につながったか、配送や納期にどの制約があるかは、広告主からの情報が必要になる場合があります。

社内へ蓄積したい知識を明確にすると、委託範囲を決めやすくなります。たとえば顧客が反応する説明や、問い合わせの質を知りたいなら、企画会議や結果レビューには社内担当が参加します。配信の操作をすべて内製化しなくても、判断の根拠を共有することで蓄積できる知識はあります。

レポートを受け取るだけで終わらず「どの仮説を試したか」「何が分かり、何が未確定か」「次にどの情報が必要か」を確認します。担当者が異動しても使えるよう、成果の良かった素材だけでなく、検証の条件と見送った理由を記録します。会社名ではなく、知識がどこへ残るかを比較しましょう。

01 / KEEP IN HOUSE考え方を図で整理

外注しても、社内が握る判断

01

事業条件

利益・在庫・納期・対応能力

何が実現できるか
02

成果定義

受注・商談・相談の質

何を増やしたいか
03

最終承認

予算・商品表現・重要変更

どこまで任せるか
広告主の判断に必要な情報は、代理店と共有します。

制作できる量と、承認できる速度を確かめる

配信と分析を社内でできても、新しい広告素材をつくれなければ検証が止まります。企画、台本、撮影、編集、表現確認、入稿までの工程を並べ、各工程に使える時間を確かめます。社内にデザイナーがいる場合も、他業務との優先順位が決まっているかを確認してください。

外部制作を使う場合は、依頼から納品までの期間、修正の方法、出演者や音源の権利、元データの扱いを確認します。制作会社と運用会社を分けるなら、結果をどの形式で制作側へ伝えるかを決めます。「CPAが悪いので別案を」という依頼だけでは、何を変えればよいかが伝わりません。

承認の遅れは、内製でも外注でも発生します。誰がどの表現を確認するか、どの段階で商品情報を確定させるか、修正の締め切りをどう決めるかを整理します。動画が完成してから根本的な訴求を変更することが多いなら、制作人数より先に企画段階の確認方法を見直す必要があります。

新しい体制を試すときは、実際の企画から一本を制作してみると、机上の役割分担との違いが分かります。完成までの時間だけでなく、確認待ち、追加質問、撮り直し、素材探しに使った時間を記録し、どの工程を外部へ任せるとよいか考えます。

費用は、同じ仕事を行う条件で比較する

料金条件:運用手数料20%、媒体費100万円以下の場合は固定20万円。料率と固定額の適用関係、税区分、制作範囲は見積もり時にご確認ください。

内製側は社内人件費、採用・育成、制作、ツール、計測の保守を含めます。外注側は委託費だけでなく、社内の素材準備や承認、追加の制作、計測実装などを含めます。媒体費が同じなら体制費を分けて比べると、差の理由が見えやすくなります。

既存社員が兼務するから追加費用ゼロ、とは考えない方が現実的です。現金の支出は増えなくても、ほかの仕事へ使えなくなる時間があります。現金支出と、配賦工数を含む総コストを別に表示し、二つの見方で検討します。詳しい費目はインハウス化の費用の考え方で整理しています。

内製化で成果が上がるという期待を、未検証のまま削減額に足さないようにしましょう。意思決定が速くなる、知識が残るといった目的は別の評価欄へ置き、移行後に実際の状態を確認します。費用が少し上がっても達成したい目的があるなら、その理由を明示して投資判断を行います。

Sunday Parkのインハウス化支援

当社のインハウス化支援は月20万円です。必要な制作等は別途費用で対応できます。運用担当者が判断できる範囲と、外部へ残す制作・計測などの仕事を先に決め、支援費と別途制作費を分けて見積もります。

2026年10月4日の事業者提示条件。税込・税抜、支援時間・回数・具体的な支援と制作の範囲は未指定のため、契約前に確認してください。広告運用代行に付く週5本無料制作を、インハウス化支援にも自動で含むとは扱いません。

運用を委託する場合の当社条件

Sunday Parkの広告運用は、運用手数料20%、媒体費100万円以下の場合は固定20万円です。最低契約期間はなく、週5本のクリエイティブ制作を無料で含みます。具体的な適用条件と見積もり総額は、ご相談時に確認してください。

2026年10月4日の事業者提示条件。税区分は未指定です。制作の形式・尺・撮影有無・本数の数え方・対象媒体/アカウント単位、追加制作・特殊撮影・外部権利は個別に確認します。

ハイブリッドは、三つの分け方から考える

分担を設計するための例
型社内に置く仕事外部へ任せる仕事
判断内製型目標、分析、施策の優先順位設定作業、制作、専門実装
制作外部型配信、分析、商品理解、承認企画の補助、撮影、編集
育成並走型担当者による運用案と実施レビュー、教育、難しい問題の支援

この三つは固定プランではなく分担の例です。計測だけ専門会社へ依頼するなど、組み合わせを変えても構いません。ただし契約先が増えるほど、連絡と調整が増える点には注意してください。社内に全体の優先順位を決める人がいないまま、仕事を細かく分割すると境界で止まりやすくなります。

特にハイブリッドでは、広告の問題を制作の問題だと考える人と、LPの問題だと考える人が分かれる場合があります。共通の数字と変更履歴を用意し、原因の仮説を同じ場で比較します。最終判断者がいない状態で各社に改善案を出してもらうだけでは、施策が競合するおそれがあります。

役割分担は、例外が起きたときまで決めると機能します。たとえば制作物の納品が遅れたときに既存広告で継続するか、予算を抑えるかは誰が決めるのか。計測の数字が一致しないときにどちらの集計を暫定採用するか。各社の担当業務の間にある判断を一つずつ確認し、広告主側の責任者へ集約します。責任者には、相談を受けるだけでなく決める権限と必要な時間を用意してください。

02 / HYBRID PATTERNS考え方を図で整理

不足する工程に合わせた三つの分担

01

判断内製型

目標と優先順位は社内

実装・制作を外へ
02

制作外部型

配信と分析は社内

撮影・編集を外へ
03

育成並走型

案づくりと実施は社内

レビューを外へ
体制の例であり、サービスの固定プランではありません。

自社の状態から、適した始め方を選ぶ

広告担当者が不在で、商品理解や制作体制も整理されていない場合は、全面内製化を急ぐより、外部の実行支援を使いながら社内の窓口と評価基準をつくる選択が考えられます。その際も社内が学べるよう、報告と判断の共有を契約範囲へ入れます。

運用担当者はいるものの撮影が不足している場合は、配信を外注へ戻す前に制作外部型を検討できます。逆に制作の人員は揃っているが、媒体の評価や計測が弱い場合は、その部分の専門支援を受ける方法があります。問題の場所と委託する仕事を対応させます。

複数媒体を扱い、判断が一人に集中している場合は、完全内製か外注かを選ぶ前に、代行できる人とレビューの仕組みを用意します。現在うまくいっていることだけを理由に、退職や休暇時の問題を見落とさないようにしてください。体制は通常時の成果だけでなく、続けられるかでも評価します。

これらは一般的な検討例です。同じ人数や広告費でも、担当者の経験、商材、必要な制作、承認の数で答えは変わります。自社の状況を点数化する場合も、合計点だけで決めず、計測や権限など欠けると運用できない必須条件を先に確認しましょう。

記入例:人数ではなく、必須条件を先に判定する

架空の事業で、兼務担当者は月24時間を確保できる一方、現行業務は月40時間、計測実装担当は社内不在、動画編集は外部へ委託中とします。この場合は単純な合計点を作らず、まず欠けると運用が止まる条件を確認します。

架空の体制選択シート
条件扱い確認結果判断への反映
予算・表現の責任者必須全案で社内に置く営業責任者が兼任、週次30分を確保
計測障害の復旧担当必須完全内製案では不在外注または専門支援の契約が先
月40時間の運用枠比較社内確保は月24時間全面内製は16時間不足。報告省力化だけで埋めない
動画の企画と編集比較企画は社内、編集は外部が月2本対応可能制作外部型を試行候補にする
判断を社内に残す比較外注中心でもレビュー参加で可能数値定義・変更理由・制作指示の納品を条件化

この例の決定:当面は育成並走型とし、社内は商品理解・成果判定・施策案、外部は配信操作と計測保守、制作会社は編集を担当します。4週間を最初の確認枠に置き、社内工数の実測と不在時の代行を確かめてから配信操作を移します。「ハイブリッドだから最適」ではなく、16時間の不足と計測の空白を具体的に埋める選択です。

権限・データ・素材の引き継ぎ条件を揃える

どの体制でも、アカウントの管理主体、閲覧権限、請求設定、データの保存、素材の利用条件は確認が必要です。Google広告の公式アクセス権管理のような媒体の仕組みで権限を管理し、不要になったアクセスを整理できる状態にします。担当者の個人アカウントを共用してつなぐ方法は避けてください。

広告の設定や結果を受け取れても、編集できる制作データ、出演者の許諾、音源の利用範囲が引き継げない場合があります。制作費を払ったという事実だけで、素材を無期限・全媒体で使えるとは限りません。契約と許諾の範囲を確認し、新しい体制でも使う資産を一覧にします。

レポートの自動化や計測の連携も、誰が保守するかを決めます。引き継ぎの時点で動いていても、認証や仕様の変更で止まる可能性があります。停止の検知、復旧の連絡先、設定変更の承認を揃え、外部との契約が終わった後に担当のいない仕組みを残さないようにしましょう。

小さく試し、範囲を広げる条件を合意する

体制の変更は、担当を置いただけで全体を一度に切り替えず、対象媒体やキャンペーンを限定して試します。社内担当が施策を提案し、実施し、結果から次の制作を指示する流れが回るかを確認します。日々の操作だけを試すと、判断や制作の弱点が見えないまま移行することになります。

試行の開始時に、観察する期間、予算の範囲、成果の確認方法、責任者、支援を残す条件を共有します。短期の結果が良くても、属人化や素材不足が残っていれば範囲を広げる前に修正します。逆に結果が悪くても、計測変更や時期の影響を調べず体制だけを原因と決めつけないようにします。

最終的には、社内が得意な仕事を担い、不足する工程へ支援を使うことが出発点です。移行手順はインハウス化の進め方へ。Sunday Parkのインハウス化支援や広告運用支援を比較する際も、会社に任せる単位より、どの工程を担当してもらうかを明確にして相談してください。

支援先を探すときの具体的な比較入口

2026年10月4日に各社公式ページで確認。順位や推薦順ではありません
支援先公開料金進め方・頻度見積で確かめる点
ユニアド月20万円〜。当該料金欄は税込・税別の記載を確認できず初期運用から引継ぎへ。進捗確認は月1回、引継ぎMTGは2回が目安媒体・納品物で個別見積。計測基盤改修の範囲は別確認
PromotionInHouseインハウス化支援は月30万円〜・税別、初期0円実務支援・チャット・集計体制の構築等会議頻度、制作実作業、支援終了後の範囲を確認

前者は引き継ぎの段階と会議回数、後者は支援する業務の広さを確認する入口になります。公開額だけで優劣は決まりません。自社の分担表を送り、未達の必須条件を誰が埋めるか、日々の実作業と助言のどちらかを回答してもらいます。

自社の体制を決める記入欄

下の欄は自社用に書き込めます。入力内容は送信・自動保存されません。必要な記録は自社の管理資料へ転記してください。

03 / EXPAND WHEN READY考え方を図で整理

範囲を広げる前の確認

  1. 01

    選ぶ

    試す対象を限定

  2. 02

    動かす

    企画から評価まで実施

  3. 03

    確かめる

    工数・判断・供給を確認

  4. 04

    調整

    足りない工程を補う

  5. 05

    広げる

    合格条件を満たす範囲へ

良い数字が一度出たことだけでは、移行の完了にしません。

参考情報・出典

株式会社Sunday Park

広告運用、ショート動画・記事LPの制作、モデル撮影、インハウス化支援を行っています。

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