DIGITAL ADVERTISING
広告運用Google広告の運用代行の選び方|対応商品・費用・計測と改善体制を確認する
株式会社Sunday Park / 実務ガイド
Google広告の運用代行は、検索広告だけか、P-MAXや動画制作まで頼むかに加え、既存アカウントを使い続けられるかで候補が変わります。公式の公開条件ではAdMarketは出稿費の20%・検索広告の初期5万円、プラスワンは20%・最低月10万円です。ユニアドは請求金額の20%という別の基準を採ります。料金の分母と対応範囲をそろえ、実名候補から依頼先を絞ります。
CONTENTS / この記事で分かること
記事の全体像を図で確認する
最初に「どのGoogle広告を任せるか」を決める
Google広告には、検索、YouTubeを含む動画、複数チャネルを横断するP-MAXなど、異なる目的や素材で使うキャンペーンがあります。「Google広告に対応」というだけでは、自社が必要な商品と改善作業まで含むか分かりません。
| 検討する領域 | 主に確認する作業 | 提案で聞きたい質問 |
|---|---|---|
| 検索広告 | 検索語句、キーワード、除外、広告文、遷移先、入札 | 指名と非指名をどう分け、受注につながる検索をどう判断するか |
| P-MAX | 成果目標、値、商品情報、アセット、配信・除外条件 | 既存の検索広告とどう役割を分け、成果の質を確かめるか |
| デマンドジェネレーション | 動画・画像、オーディエンス、配信面、遷移先 | どの訴求を検証し、素材を誰が追加するか |
| YouTubeの認知・視聴施策 | 形式、視聴・到達の評価、接触頻度、ブランド適合性 | 獲得施策とは何を別に評価するか |
| 商品販売・既存ディスプレイ | 商品データ、審査、在庫情報、既存設定の整理 | 商品連携と現行キャンペーン・移行状況に対応できるか |
P-MAXはGoogleの複数チャネルにまたがる目標ベースのキャンペーンです。デマンドジェネレーションは視覚的な接点で需要や行動を生む役割があり、単に検索広告の設定を流用するだけでは設計が足りません。
2026年の公式案内では、対象の既存ディスプレイキャンペーンをDemand Genへ移行する流れも示されています。すべてのアカウントが同じ状態とは限らないため、代行会社には既存設定を確認したうえで移行要否と影響を説明してもらいましょう。
公式サービスで確認できた3社の違い
候補の掲載順はおすすめ順位ではありません。サービス提供者の公開条件を整理しています。検索向けの料金を、制作・商品フィード整備まで含むP-MAX一式の価格として扱わないでください。
Google広告の実在候補と公開条件(2026年10月4日)
AdMarket:検索・ディスプレイ・YouTubeを制作と合わせて相談
- 料金・最低条件
- 検索は媒体月10万円〜、運用20%、初期5万円、税別。料金表の最低契約期間なし
- 作業と報告
- 配信設定、CV計測、月1回の報告・改善説明
- 帰属・制作の境界
- LP等の制作は別見積もり。P-MAX/Demand Genの具体範囲、顧客アカウント運用・終了時権限は見積もりで確認
ユニアド:検索語句・P-MAX・成果品質の診断
- 料金・最低条件
- 原則「請求金額」の20%。請求合計50万円以下は運用10万円。税区分はページで確認できず。最低期間・出稿額なし、媒体30万円以上を推奨
- 作業と報告
- 週次データ、月次報告・月1会議。GTM可、GA4基盤の設計改修は原則対象外
- 帰属・制作の境界
- 通常代行は同社アカウントを使用。初期費は原則なしだが少額・3か月以内は例外あり。自社アカウント希望は内製支援との違いを確認
プラスワン:検索広告を自社アカウントで委託
- 料金・最低条件
- 媒体費20%、最低10万円/月(税別)。初期0円。最低3か月
- 作業と報告
- 広告文・除外・タグ設定、週1〜2回報告、月1会議
- 帰属・制作の境界
- 自社アカウントでの運用可。P-MAX・Demand Gen・動画制作の範囲と追加料金は公開条件から確定できない
AdMarketの初期費について:本記事の試算では検索の料金表5万円(税別)を採用しています。同じ公式ページのFAQには4万円(税別)の記載もあるため、適用額は見積もりで確認してください。
ユニアドの「請求金額20%」を「媒体費20%」へ読み替えないことが重要です。単純な内掛けモデルで請求総額の20%が手数料なら、媒体費=請求総額の80%となりますが、税や含む費目の確認前にその式を同社の確定見積もりへ使わないでください。
IN PRACTICE
検索意図から、着地先までを決める。
検索した人が何を判断したいかと、その答えを載せるページを対にして整理します。
- 検索語句ごとに、料金・比較・課題解決のどの情報が必要かを書く。
- 広告文の約束に答える見出しが、遷移先にあるか確認する。
- 対象外の検索意図と、除外の判断を記録する。
検索中心で頼むか、制作・LPまで頼むか
検索語句と広告文の調整が主な課題なら、検索の分析と改善を担う体制を重視します。商品説明が伝わらない、動画が不足している、広告とLPで訴求が違う場合は、制作やページ改善との連携も必要です。
ただし、「まとめて頼める」ことだけを理由に依頼範囲を広げる必要はありません。自社の制作担当が十分に動けるなら、代理店には分析と指示書作成を任せ、制作は社内で行う分担もできます。重要なのは、課題を見つけてから修正が公開されるまでの経路が切れないことです。
- 社内に制作担当がいる:分析結果を、台本やデザインの修正指示に落とせるか
- 社内に制作担当がいない:必要な素材、納期、修正、追加費用を誰が管理するか
- LPは別会社が管理している:変更依頼と実装、動作確認の窓口を誰にするか
- 営業側で成果が確定する:有効商談や受注の情報を運用へ戻せるか
自社の担当者が何を承認し、どの情報を提供するかも明確にします。外注後に必要な社内作業がなくなるわけではありません。
公開制作物と担当工程を確認する例として、CONCの広告動画用モデル撮影を示します。Google配信実績や成果の証明ではありません。
P-MAXまで任せる提案では、P-MAXで必要な設定と制作物に照らして、運用と素材制作の分担を確認できます。
費用は媒体費、代行費、制作・計測費を分けて比較する
料金条件:運用手数料20%、媒体費100万円以下の場合は固定20万円。料率と固定額の適用関係、税区分、制作範囲は見積もり時にご確認ください。
運用代行費は、媒体費、管理費、初期費、制作・計測修復費へ分けます。税区分と料率の分母、最低額、対象キャンペーンをそろえて比較してください。
公開条件を当てはめると、検索1媒体・媒体費30万円ではAdMarketの媒体+運用は36万円/月、初月は初期費5万円を加え41万円(税別)。プラスワンは最低運用費10万円が適用され40万円/月、初期0円です。LP新規制作や計測修復など未確定作業はこの総額に含めていません。
Sunday Parkの運用料金と制作条件
Sunday Parkの広告運用は、運用手数料20%、媒体費100万円以下の場合は固定20万円です。最低契約期間はなく、週5本のクリエイティブ制作を無料で含みます。具体的な適用条件と見積もり総額は、ご相談時に確認してください。
媒体費100万円以下
運用手数料20万円/月
料率と固定額の適用関係、税区分、追加費用は個別のお見積もりで確認します。
運用手数料
20%
媒体費100万円以下の場合は固定20万円。具体的な適用条件はご相談ください。
クリエイティブ制作
週5本を無料で制作
週ごとの制作本数を約束する条件です。別会社の制作体制を一律に決めつけず、各社の本数・制作内容と比較してください。
契約期間
最低契約期間なし
停止・解約の連絡期限、進行中制作物と媒体費の精算などは、開始前に契約書で確認します。
2026年10月4日の事業者提示条件です。税込・税抜の区分は未指定です。無料制作の形式・尺・撮影有無・本数の数え方・対象媒体/アカウント単位、追加制作・特殊撮影・外部権利の条件は見積もりで確認してください。週5本を一律に月20本へ置き換えず、含まれる制作を別費目で二重計上しないようにします。
代行会社へ伝える媒体予算が未定なら、Google広告の予算と費用の内訳から検証範囲と総額の前提を整理します。
成果は、管理画面のコンバージョン数だけで決めない
問い合わせを増やす広告で、フォーム送信が増えていても、営業対象にならない問い合わせばかりでは事業の成果につながりません。購入でも、返品、重複注文、既存顧客への偏りを確認する必要があります。
代行会社には、最終成果、入札に使う成果、途中の行動をどう区別するかを聞きます。資料ダウンロード、電話タップ、フォーム送信、商談、受注を、すべて同じ1件として扱ってよいかを整理しましょう。
仮の例:問い合わせCPAの見え方
媒体費20万円で問い合わせ40件なら、管理画面のCPAは5,000円です。ただし有効な問い合わせが10件なら、1件あたりの配信費は2万円になります。前月のCPAだけを下げる提案ではなく、どの種類の問い合わせを増やすかまで話せるかを確認します。
計測を任せる場合は、実装担当、テスト方法、不具合時の修正担当まで合意します。Google広告、アクセス解析、受注管理の件数が違うときも、集計期間や帰属の違いを説明できる状態が必要です。導入するタグや連携で、どのデータを外部へ送るかも確認します。
改善体制を確かめる6つの質問
- 実際に運用する人は誰ですか。提案担当と運用担当の役割、担当不在時の対応を確認します。
- 最初に何を診断しますか。設定だけでなく、計測、利益、素材、LPの優先順位を聞きます。
- 成果が落ちたら何から見ますか。検索需要、競合、変更履歴、成果の遅れをどう切り分けるかを確認します。
- 改善案は誰が実装しますか。広告文、動画、LP、タグごとに担当を決めます。
- 予算を増やす条件は何ですか。管理画面の数値に加え、事業側の成果と承認手順を確認します。
- 何を報告に残しますか。結果、原因の仮説、実施した変更、次の検証が分かるかを見ます。
「毎日見ています」という説明だけでは、どのように改善するかは分かりません。頻度と合わせて、異常を見つけたときの連絡、決裁が必要な範囲、次の制作へつなぐ資料を確認します。実績の提示を受けたときも、同じ業種というだけでなく、予算、成果の定義、期間、担当範囲が自社と近いかを見ましょう。
03 / RESPONSIBILITY FLOW図で整理
分析から実装まで、担当が途切れない形にする
- 01
数値を照合
運用担当と社内担当が、広告・受注の定義をそろえる
- 02
原因を整理
運用担当が、変更履歴と素材・LPの課題をまとめる
- 03
変更を承認
社内の承認者が、予算・表現・作業範囲を確認する
- 04
担当者が実装
広告文・動画・LP・タグごとに修正担当を決める
- 05
結果を確認
動作と成果を確かめ、次の検証を報告へ残す
アカウントと計測の引き継ぎ条件を、契約前に決める
Google広告はユーザー権限を管理でき、代理店のMCCアカウントとの連携も利用できます。パスワードを渡す前提にせず、自社に必要なアクセスを残したうえで連携方法を確認してください。Google公式:アクセス権の管理
契約終了時に確認するのは、広告アカウントだけではありません。コンバージョン設定、共有リスト、請求、商品データ、制作物、レポートの所在も整理します。Googleは、MCCのリンク解除後もアカウントの履歴は残る一方、共有の計測やリスト、支払い設定に影響するケースを案内しています。切り替え前に依存関係を確認しましょう。MCCのリンク解除による影響
- 自社で管理画面・請求情報・履歴を確認できるか
- タグやデータ連携が誰の管理領域にあるか
- 動画・画像・台本・LPの利用権と編集データはどうなるか
- 解約の申告期限、最低契約期間、終了月の費用は何か
- 次の担当者への設定説明・引き継ぎ資料は含まれるか
提案書を比べたら、最初に確かめることを合意する
選定の最後には、成果目標だけでなく、初期に確認する項目と担当を一枚にまとめます。計測が未整備なら先に計測を直す、動画がないなら制作計画から始めるなど、開始時点の課題に合った順序を決めます。
比較表には「対応できる・できない」だけでなく、担当者、別料金、実装の責任、判断に必要なデータを記入します。回答が曖昧な項目は、契約前に確認する項目として残しましょう。少額から始める場合も、広い範囲を一度に頼むより、必要な検証に集中できる範囲を選ぶ方法があります。
媒体をまたぐ代理店選びは広告運用代行の比較チェックリスト、内製との分担はインハウスと代理店の判断基準で整理しています。
Sunday Parkへの相談では、現在の配信商品、成果の定義、動画・LPの準備状況を共有いただくと、必要な支援範囲を整理しやすくなります。対応する広告商品と作業範囲は、内容を伺ったうえで個別に確認します。広告運用支援の内容を見る
記入済みの選定例:検索広告を内製へ戻せる状態で委託
仮の広告主はBtoBの問い合わせ獲得。Google検索1アカウント、媒体費30万円/月、3か月、LP・画像は社内、有効商談は営業が毎週確定。必須条件は既存の自社アカウント継続と月次改善会議です。
| 候補 | この条件での判断 | 契約前に残る確認 |
|---|---|---|
| プラスワン | 自社アカウント可・月1会議を公開しているため、第一相談先。媒体+運用は3か月120万円税別 | 有効商談の照合・計測修復が基本料金内か |
| AdMarket | 媒体+運用+初期は3か月113万円税別。自社権限維持を確認する第二候補 | 自社アカウント運用と終了時の権限・データ |
| ユニアド | 通常代行は同社アカウントのため今回の必須条件には合わない | 自社が実務を担えるなら内製支援を別契約として比較 |
この例では最安表示で決めず、資産を社内へ残す条件を優先します。P-MAXへ拡張する際は商品フィード・成果値・画像動画の制作費を別途確認し、検索のみの発注範囲を自動的に広げません。
記入用ファイル
下記は説明用の記入例・練習用素材です。料金や成果の保証ではありません。
参考情報・出典
- Google:P-MAXキャンペーンについてP-MAXの目標と複数チャネル配信/確認:2026-10-04
- Google:デマンドジェネレーションキャンペーンについてDemand Genの役割と既存ディスプレイ移行案内/確認:2026-10-04
- Google:Google広告アカウントへのアクセス権を管理するユーザー権限・MCC連携の確認/確認:2026-10-04
- Google:MCCアカウントからのリンク解除について履歴保持と共有計測・リスト・請求への影響/確認:2026-10-04
- AdMarket:Google広告運用代行対応領域、税別料金・報告範囲/確認:2026-10-04
- ユニアド:リスティング広告運用代行請求金額基準、少額料金、GA4除外、同社アカウントでの運用/確認:2026-10-04
- プラスワン:リスティング広告運用代行初期0、最低10万円税別、最低3か月、自社アカウント可/確認:2026-10-04
- Sunday Park:CONC公開制作事例公開の制作担当工程と3秒素材。Google広告成果の証拠ではない/確認:2026-10-04